尋常性乾癬を語る上でメインキーワードである「摩擦」「悪循環」この二つの言葉は切り離す事さえ出来ません。人は見えないストレスも摩擦ですが衣服や物に接する事さえも摩擦であるといえます。
尋常性乾癬が発症し体全体に行き渡りやすく患部ができやすい部位(好発部位)を紹介いたします。デスクワークで大変なサラリーマン、椅子に座る機会が多い人は臀部(おしり)が痒くなります。
関節部分は(両肘、両膝)は 好発部位として知られていますがその部位から腕や足などに患部は長い時間をかけて体全体に飛びます。
ケプネル現象
尋常性乾癬を起こすメカニズムとして「ケプネル現象」が挙げられます、物と人がぶつかる事で強い摩擦力が生まれます。普通ならそれでおしまいです。
しかし、尋常性乾癬の方はその部分が皮膚代謝が活発化し皮膚が厚くなり、余った皮膚がフケになったりします。(頭皮)又自分が尋常性乾癬かどうか調べる時は膝や肘を触ってみましょう。
「カサカサする」「皮膚が盛り上がったように感じる」このような事に気がつくば皮膚科に行きましょう。
皮膚が厚くなった状態を「皮膚の角質化」一般的には角化といいますが角化だけなら何も問題はありませんが「痒みがある発疹」が認められるなら話は別です。
ケプネル現象が起きる発端が例えものが関係していたとしてもケプネル現象を引き起こす殆どが自らの指の爪による摩擦により「患部が痒いから掻き。又痒いから掻く」その繰り返しこそが悪循環です