初期症状

私とこの病との出会いは丁度冬の季節、尋常性乾癬の好発期に額と頭髪の生え際に白いカビのようにまるで小麦粉が掛かったようにも思えました

主治医は頭を捻り「幼少期、アトピー性皮膚炎の患者が大人になるとたまに治らずこのような症状を訴える方も多いですね」と何が原因でどのような事が悪いのか私が求めていた答えとは遠く離れていく「又この病気もアトピー性皮膚炎の如く同様に治療して行くのか」甘く見ていた親達は「ええ本当なのか」と溜息をつき落胆したのです

しかし、この時点では「尋常性乾癬」とは診断は下っていないでまだこの病気の執拗さなど知る余地さえなかったのです。

額のカビっぽい部分が拡大、誰もが「症状はその部分で治まる」と信じていたのですがその思いも見事裏切られたのです。白い部分はフケとなり汚いイメージが強く次第に「汚い」と人に言われたりしました

自分の病気が「尋常性乾癬」と分かる

その頃ようやくこの病名が分かりようやく本格的な治療に乗り出そうとしていました。この「尋常性乾癬」はインフルエンザやメタボリックシンドロームのように浸透性があまりなくきっと知らない人も多いはずです。

「人気がある病名」と言う言い方は良くないですが人に知られることはまず無いですがお子さんがアトピー性皮膚炎で困ってる親御さんはこの病名は知るべきと言えます。

尋常性乾癬の初期症状として膝や肘などを注視してください。「擦れたように白い粉が吹く」ただ外見が汚いだけではないのです。

乾癬の症状はどんなの?

乾癬の症状は、まずは皮膚が赤くなり発疹が出来、その上に鱗屑とよばれる白いものが出来ます。この白いものの正体は角質細胞がはがれたものです。

本来の皮膚表面よりも少し盛り上がっています。やがてそれらが繋がり大きなものへとなっていくのが乾癬の症状です。出来る部位に関してですが眼球と口唇を除くほぼ全身に出現します。

乾癬と言ってもいろんな種類があり、総称なのですが乾癬で最も多く90%を占めているのが尋常性乾癬と呼ばれるものです。尋常性とは普通のという意味なので普通ではない乾癬の方を少し説明しておきます。

関節症性乾癬とよばれるものは一般的な尋常性乾癬にプラスして関節の痛みも伴うもので関節痛、関節の変形などが現れ尋常性乾癬よりもより深刻な状態で発疹の治療と共に関節炎の治療も必要になってきます。

また皮膚に膿がたまっている状態が多くみられる場合には膿疱性乾癬と呼ばれ他の乾癬とは区別されて呼ばれています。同じく水滴状に発疹が出来た場合には滴状乾癬と呼ばれこれも区別されています。

特別、特殊という訳ではありませんが爪に乾癬の症状が現れたときは爪乾癬と呼ばれることもあります。症状としては爪が荒れたような状態になりボコボコになります乾癬患者の半数は爪に異常が現れると言われています

乾癬の症状が現れる個所は全身

乾癬の感じる症状はほぼ「かゆみ」です。かゆみを伴わない人も少なくありませんが半数の人はかゆみを伴い苦しんでいます。

それ以上に気になる症状というのが皮膚が赤くなり、盛り上がって銀白色の鱗屑が付着しそれがフケのように剥がれ落ちる状態です。

それが頭、爪、ひじや膝、背中、お腹と個人差はかなりあるものの全身のありとあらゆる箇所に症状が現れる可能性があります

人にもよりますが眼球と唇以外のどこにでも症状が現れると言われ陰部にもあらわることがあります。他人の目にも触れる部位にも関係なく現れる為、見た目でコンプレックスになってしまう問題も含まれる病気です。

ネットで検索をかければ様々な症状をうつした画像や写真が沢山見れますが正常な皮膚と乾癬の症状が現れている部分の境界線はくっきりしておりはっきりと見えてしまいます。多くの人がその見た目にコンプレックスを抱えています

皮膚以外にも爪などにも表れ尋常性乾癬に限らなければ関節の痛みや変形、発熱や倦怠感などの皮膚症状以外の事も起きることもあります。

症状はどんな箇所にも表れてしまうもののひじやひざなどの関節や腰など摩擦が多い場所が特に症状がみられる事が多いです。

乾癬の症状の1つに陰部の痒みがある

乾癬の症状の1つに陰部の痒みがあります。陰部が痒くなってもやはり人前で掻くことはできません。そのためどうしても人前に出たくなくなるということもあるようです。一人で悩まずにまず医師に相談するようにしましょう。

陰部が痒くなると性病やケジラミ、ガンジダなどの検査をしますが、それでもどの検査も陰性となって始めて乾癬と分る場合もあります。

特に掻き壊してしまっていることもあって、ヒリヒリしながら掻いているという人もいるほどです。尋常乾癬に効果のある塗り薬も今とても質の良いものが出ています。

痒みが塗るだけで止まるものもあるので、市販薬に頼らずに医師の処方を使うようにしましょう。

また石鹸なども乾癬やアトピー専用のものを使うようにし、下着もできるだけ柔らかくナチュラルなものということでは絹などがおすすめです。

清潔にしておくため毎日2回ほど変えるようにすると痒みが楽になります。また陰毛はできるだけ脱毛するようにしましょう。痒みの軽減になり清潔を保つのにもおすすめです。

できるだけ乾燥した状態にしておくことを心掛けましょう。そして痒みによってストレスが増え、それがまた悪化の要因になるということがあります。

できるだけおおらかな心情を保つようにすることも大切です。刺激物などは避けるようにしてお酒やタバコも注意しましょう。

また掻くと傷ができ、そこから新たな発疹ができるというメカニズムがあるので、できるだけ我慢するようにしましょう。

また毎日の日常でも注意することがたくさんあります。食事は脂分の多い洋食系より和食にして魚と野菜中心に切り替えましょう。

お風呂の熱いお湯は逆に痒みを感じてしまうので、ぬるま湯にゆっくり入るようにしましょう。アロマ風呂などでストレス解消をするといいのではないでしょうか。

また洗うときにもゴシゴシ洗いたくなりますが、優しく洗うように心掛けます。ナイロンタオルやヘチマなどを使わずに手洗いかタオルなどで洗うようにします。そのよにして乾癬の痒みを対処していきましょう。

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です