本当に乾癬は難病なのか?

乾癬という病気は見た目も気になる病気です。症状がモロに外見に現れるのですから男女問わず大きなコンプレックスとなり人生を狂わされている人も少なくありません。

それに付け加え乾癬と言う病気が未だ現代医学で原因すら解明されていないという事実も含め絶望的な気持ちになっている人も多いと思います。

また、今起きている症状を緩和することは可能でも明確な治療法すら確立されておりません。緩和する方法ですら副作用も懸念されているのが現実です。これだけの事実をみれば乾癬が難病であることに疑いはありません。

生命に及ぼす病気ではありません。この日本でも10万人以上いると言われる患者がいながら研究が進んでいないのは生命に及ぼす病ではないから?と個人的に勘ぐりを入れてしまいます。

患者にとってうれしい話でもありますが「死なない」「感染しない」となれば人類を脅かす病気ではありません。研究を優先しなければならない病気がもっとある。おそらくその事実も否定できないはずです。

研究が進んでいないからなのか、本当に全精力を注ぎこんでも治療法が見つからないのかでは本当の難病というのは測れません。

ただ、現時点では医学の世界では治す方法が見つかっていないのですから難病であることは間違いないです。

乾癬は完治するのか?

乾癬は一度なるとなかなか治らないというイメージがあります。実際には完治は無理と言われています

もともと原因も遺伝的なことと後天的な食生活などの問題が重なって、起こるのではないかと言われていますがそれもはっきりはしていません。症状を抑えるように治療をするのが今の現状です。

乾癬は現状では完治はないと考えられていますが、症状を抑え生活に問題のないようにしていくための治療はいろいろ行われています

しかしどの治療で症状が抑えられたり改善されるかは、実際治療を行ってみないと分らないというところがあるのも現状なのです。

そのためどの薬なら症状を抑えられるという断言はできないものの、自分にあった治療によって病気と仲良く上手に付き合うことができるようになってきています。

今後、乾癬の原因もはっきりするようになり、確実な薬が出ることで、完治ができる病気になっていくものではないでしょうか。

しかし今はまだ多くの研究者や製薬会社での研究が進められ、良い薬がどんどんできてきているという状況です。

治療の選択が増えれば自分にあった治療も、より確実に探すことができるというものではないでしょうか。そのため、今はできるだけ症状を抑えるということが重要な治療目的となります。

乾癬の治療法としてはステロイド外用薬を使っている人の割合が20年前に比べて20%ほど増えて85%となっています。また活性型ビタミンD3外用薬の使用割合などは2.4%程度から今では60%程度に増加しています。

このことからもビタミンD3外用薬を使った治療と、それにステロイド外用薬を併用した治療を行っている人が乾癬治療者の半数以上になっているということが言えるのです。

また内服療法としてはエトレチナートやメトとレキサートはあまり増加していませんが、シクロスポリンの使用割合は20年前に比べて1.6%から8.3%に増えていると言われています。

今現在はJAK阻害薬やホスホジエステラーゼ4阻害薬が治験にて行われており、これがこれから乾癬治療にどういうかたちで使われていくかという期待と課題があるとのことです。

難病の乾癬で今できることは

乾癬患者は10万人以上います。そして治らない病気と落胆している患者も大勢います。それとは逆に乾癬の症状が治まった。

乾癬の症状が無くなったと喜んでいる元患者も大勢います。原因、治療法は分からなくてもこのようなキッカケになりそうな事例は少なくないのです。

20年以上も乾癬と言う死ななくても苦しい病気に悩まされている患者もいる一方でこうした参考にしたい経緯を持つ人もいるのです。

患者として今出来る事は病院に頼りきる事ではないのです。残念ながら・・・。病院に通い続けて一向に改善に向かわない患者がいるというのが証明しています。

乾癬をあえて完治とは言いませんが解消させる為に今できる事は乾癬患者の症状が無くなった数多くの事例を知ることで、その方法を積極的に取り入れる事ではないでしょうか?

難病を難病と認めない。その気持ちも大事だと思います。実際に乾癬を解消させた人も多くいるのですから!

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